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構造材 天竜杉【スギ】/角材
産地
等級
品質
サイズ(㎜)
納期
用途
伐採方法
静岡県浜松市天竜区
特一 ・特一化粧・ ムジ上小 無地
含水率20~25%程度/ 強度 E70~90以上
W 105~150* H 120~450* L 2,000~8,000
7~10日程度
柱材/大黒柱
旬期月齢伐採
乾燥方法
葉枯らし+天然乾燥
トレーサビリティ
〇:産地・伐採日等の履歴証明あり
プレカット
プレカット対応可能
プレナー加工
〇:鋸刃による表面のざらつきを整えた状態
超仕上げ
☓:プレナー加工後にかんなを用いた美しくツヤのある仕上がり
杉は鉄やコンクリートより軽くて強い
杉は比重が軽くて柔らかく、日本の気候風土に適し、同一重量当たりの引っ張り圧縮強度(引っ張られる力・押しつぶされる力に対し ての強度)は、鉄やコンクリートを上回る強度を備え持っています。
丈夫で長持ち、CO2を排出しない天然乾燥
天然乾燥を行う事により、人工乾燥よりCO2排出量は約1/6、合板の約1/10に抑えられるという資料があります。更に腐朽や虫食いを抑制する油分の流失が少なく丈夫で長持ちすることから地球にやさしい建築材です。
私たちの天竜材について
天竜川の流域は、日本三大美林と言われ、秋田、木曽に続いて針葉樹(杉、桧)の有名産地と言われています。
山が急峻で夏と冬の寒暖差が大きな環境です。
天竜材はこうした厳しい自然環境に耐えながらゆっくり育ち、年輪の詰まった強い樹木に成長します。
そのポテンシャルを最大限に活かすため、私たち天竜T.S.ドライシステム協同組合は、
「秋・冬季の月齢伐採」や「葉枯らし乾燥」「天然乾燥」「トレーサビリティ(履歴証明)」にこだわり、
人にも環境にもやさしい木材をつくっております。
〜 月齢伐採から仕上げ製材までの主な流れ 〜
■月齢伐採
天竜T.S.ドライシステムでは良質な材の為に、生産性から今では少数派になってしまった適期伐採(秋・冬季:天竜では9月~2月)しております。
秋・冬季以外では、木が大量の水分や養分を吸い上げており、その水分や養分が後の木材に悪影響(狂い・割れ・カビ等)を与えるからです。
さらに木は月のリズムによってその生命活動を変化させており、満月から新月になる間に伐採をすると、デンプン質が少なく、腐りにくい、カビにくい、狂いにくいといった特性が得られ、色ツヤの良い、丈夫で良質な木材になります。
■葉枯らし乾燥
枝葉を全てつけたまま、山林に3ヶ月以上放置して葉が枯れるまで自然乾燥させることを
葉枯らし乾燥(地方によっては葉付き乾燥)といいます。
葉枯らしを行うと含水率が下がり、木が軽くなって運搬にかかるコストやCO2排出が削減されます。樹種によっては水分が2分の1以下になることもあります。
伐採されても木はまだ生きており、光合成や葉の蒸散作用によって、含水率を平均的に一定値まで落とすことにより、収縮、反りなどの狂いが少ない木材になります。
更に木が自分を守る成分(フェノール成分)を作り出し、カビ、腐朽に強くなります。
■製材
山から運ばれた丸太は、一旦貯木場に運ばれてから仕分けられた丸太は、一定のサイズに分けられ製材されます。
この際、防カビ剤や防腐剤などは一切使用しません。
木が本来持っている防カビ・防腐能力で十分と考えるからです。
その後、桟積みをして天然乾燥に入るのですが、その前にパソコンでトレーサビリティ(履歴証明)を行いデータを残しておき、木材1本ごとにバーコード貼付・管理をします。
■天然乾燥
一般的に木材の乾燥は、人工乾燥機で行うのが主流となっています。
ですが、天竜T.S.ドライシステムでは天然乾燥のみにこだわります。
手間がかかりますが、天然乾燥させた材の方がシロアリ、カビ、腐りに強くて、
色艶や香りが気持ち良くて、人と木に優しいからです。
天然乾燥で熟成(乾燥)が完了するには含水率や割れ、狂いの問題から、最低でも1年かかると考えています。
1年分の在庫を確保する為に、屋内を含めた15000平方メートルのストックヤードを構えております。流れる時のなかで熟成を待つ、材の多さは圧巻です!
■仕上げ製材
1年以上天然乾燥された材は、変色して灰色に近い色をしていますが、表面を削ることによって、本来の色艶や香りが戻ってきます。
出荷が決まった材は、天竜T.Sドライシステム(協)の加工場でプレーナー加工(カンナがけや板材に加工)をして、トラックにて運ばれて行きます。
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