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葉枯らし天然乾燥材
葉枯らし天然乾燥材って?

葉枯らし天然乾燥とは、葉枯らし(葉付き)乾燥+天然乾燥の、昔から行われていた、人と木に優しい木材の乾燥方法です。
木を木材として使用する際には、乾燥させなければなりません。
機械の無い時代はゆっくりと時間(最低でも1年以上)を掛けて、葉枯らし天然乾燥をすることが当たり前でした。
ですが、今では熱を加えて強制的に乾燥させる人工乾燥を行う事が多くなりました。人工乾燥の温度によっては木材を急激に劣化させてしまうこともあります。
生産性の問題から少数派になってしまった葉枯らし天然乾燥ですが、天竜T.S.ドライシステム(協)では生産性を度外視しても、頑なにこの乾燥方法を守り続ける理由があります!
葉枯らしの効果とは?

葉枯らしを行うことによって、含水率が下がり、木が軽くなって運搬にかかるコストやCO2排出が削減されます。
例えば杉の場合、個体差にもよりますが、伐採直後よりも木の重さが2分の1以下になることもあります。
更に重要なことは、葉枯らしを行う事によってフェノール成分(カビや腐朽菌を寄せ付けない成分)が作られ、カビや腐りに強い木材になるということです。
メリット :
(フェノール成分の影響)
軽くなり運搬経費、CO2削減に貢献
色、艶、香りが良くなる
乾燥中にデンプン質を消費してカビ、腐りに強くなる
反り、狂いが少なくなる
デメリット: 山に長い間、寝かす為、
資金の回収に時間がかかる。
辺材部分が若干傷みやすい。
天然乾燥は木にとても優しい


