住宅木質化(木の家)で新型コロナウィルス等に立ち向かってみる
私たちの木材(杉や桧)がこのコロナウィルスに何かしら効くか考え、調べてみました。
いろいろネットで調べたり、アマゾンビデオを眺めたり(?)しましたが、
結論として直接、杉や桧の香りや木肌で新型コロナウィルスを不活性化させることになる話はどこにもありませんでした。
じゃあ、効果ないのでは?
と思いかもしれませんが、
私たちが持っている免疫機能に効果大アリ
です。
私がよく使う資料「科学的データによる木材・木造建築物のQ&A 」を見てみると、
上記のように、杉や桧の香りにはストレスを抑制する効果があると報告されています。
ストレスをコントロールすることで、NK細胞がうまく活性化し、ウィルスに対する抵抗力が上がると考えられています。
これだけではありません!
ストレスをうまく抑える行動に睡眠がひとつ上がるかと思いますが、この睡眠にも杉の香りが効果的に働きます。
杉の香りにはリラックス効果があり、お客様の声として眠りやすくなったとの話も聞いております。
更に木材にはご存知の通り「吸湿効果」があります。
最適な湿度環境にすることで、ウィルスに対する抵抗力が上がります。
(ただし、湿度を上げすぎると、今度はウィルスの不活性化に時間がかかるとの話。むやみやたらに加湿器で湿度を上げるのは間違いです。)
コチラの記事を参考にさせて頂きました。
なるほど何か木材を使えばいい。・・・わけではない!!
木材の香り効果も吸湿効果も、高温による人工乾燥を行うと効果が無くなったり半減してしまいます!
上記のように乾燥温度が120度の高温乾燥処理を行うと香り成分のいくつかが消失してしまうと書かれています。
住環境を考えることで、伝染病に対する抵抗力を身につけることも可能ではないかと思います!
いますぐにリフォームなどは無理だと思いますが、家にいる時間が長くなっている今。考えてみてはいかがでしょうか。
(余談)
住空間に関わる人でしたら既にご存知だと思いますが、直接コロナウィルスに効力を発揮するであろう、歴史のある建築部材があります。
「漆喰」
既にあちこちのブログで書かれていますので、説明は省略します。
ただ私が考えている注意すべき点は
・漆喰にコロナウィルスがくっつかないと効果がない。
・漆喰に化学物質を混ぜた「漆喰っぽいの」が多く存在する。
・漆喰には杉、桧のように人の免疫力を上げる効果は薄いんじゃないかな
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