tsドライ

2019年7月9日2 分

腐らない木

はありません。

防腐処理をすれば腐りにくくなりますが、それは木材としての良さがどれだけ残っているでしょうか?

と前置きはその辺にしときまして、今回は月齢伐採(新月伐採)の腐りやカビにくい話ではなく、木材業界では基本中のキの話です。

これを見て、どう思うでしょうか?

やっぱ木は腐るじゃん!って思う方多いかもしれませんが、よく見て下さい。

この木、どれも中心部は腐りが殆どありません。

結構劣悪(常に湿っている状態)な環境に置かれた木だと思いますが、中心は元気です。

この中心部分を「心材」といいます。

この中心部分は生物学的に死んでおり、虫やカビの発生の素となる栄養分が流れていないのと、虫やカビに対する手効力がある油分を多量に含んでいるので、カビや虫、更に腐りに強いという話です。

ですので、湿気や水に晒されやすい場所は、木材の心材を使うと良いといわれています。

ちなみに私たちの月齢伐採の実験でもその効果が証拠として残っていたりします。

心材にはカビはありません。

シロアリに食べられてますが、心材は食べられていません。

じゃぁ、心材ばかり使えば良いじゃないか!

と思うかもしれませんが、心材の周りの部分(辺材)は強度的に強いので、梁や桁材は辺材があったほうが良いですよ。

考えるより、実際に体感した方が早いです。

7月27日の製材見学ツアーに是非お越し下さい。

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