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 新月伐採とは
 月や太陽はいつも我々の身近にあり、あらゆる生命の活動にとって大きな役割を担っています。

 では「月」に注目してみましょう。月と「木」はいったいどんな関係があるのでしょうか?

 月と木の関係は、機能性や効率を追い求めた現代社会で忘れ去られようとしていました。古(いにしえ)の知恵を蘇らせたのはオーストリア人のエルヴィン・トーマ。その著書「木とつきあう知恵」によって紹介されました。

 木は月のリズムによってその生命活動を変化させています。
 満月から新月へと繰り返される月の営みの中で、木を伐採し、最も上質な木材を得るにはどの時期に伐採したらよいのか?

その答えが図で示されるように、下弦の月から新月に向かう1週間程の期間なのです。

しかし、この期間に伐るだけではなく、

  • 冬期伐採であること
  • 葉枯らしを十分に行うこと
  • 材は天然乾燥させること
といった条件を満たさなければ「新月の木」にはなりません。新月の木はデンプン質が少なく、「腐りにくい、カビにくい、狂いにくい」といった特性があります。結果、色ツヤの良い、丈夫で良質な木材が得られる事となります。

新月伐採は、未来に繋がる大切な希望
 このミステリアスな現象に答えを出す研究が現在も進められています。

 科学的な証明は後の研究を待つとして、我々は「森の恵み」と「月の営み」が生み出した「新月の木」を受け入れ、貴重な自然からの恵みを、できるだけ自然の形のまま取り入れて、活用していきたいと考えています。
 伐採時期も守れられず、わずか40年程で伐採され、石油エネルギーで強制乾燥させられた木材で作られた現在の住宅。これでは森も守られず、地球温暖化を促進するばかりです。

 天竜T.S.ドライシステム協同組合では「新月伐採」が日本の森林資源の活性化への切り札になると考え、「NPO新月の木国際協会」と連携して取り組んでいます。
 良質な資源を無駄にしないで利用することが、未来の子どもたちへの希望につながると信じています。
ノイモントホルツ(新月伐採木)とT.S.DRY材
NPO新月の木国際協会では、「新月の木」の基準を下表のように定めています。この基準を満たすものを「ノイモントホルツ=新月伐採木」と呼んでいます。

しかし、この限られた期間だけで伐採を行っていては、林業は成り立ちません。そこで天竜T.S.ドライシステム協同組合では、もう少し伐採期間を伸ばして伐採を行っています。ノイモントホルツの基準から外れたものを「T.S.DRY材」として分けて管理しています。

伐採期間
月暦伐採期間
葉枯らし期間
乾燥方法
新月伐採木
ノイモントホルツ
10月16日〜
翌1月31日
下弦〜新月直前
4ヶ月以上
天然乾燥
T.S.DRY材
秋〜冬期伐採
満月〜新月直前
3ヶ月以上
天然乾燥
 
ノイモントホルツの伐採サイクル
 T.S.DRY材の伐採サイクル
 新月伐採法によれば、新月〜満月の時期(図の右側)で伐採するよりも、満月〜新月(図の左側)で伐採を行った方がより良い材が出来ます。T.S.DRY材も月のサイクルに従った伐採法です。

 こうした材の仕分けは、天竜T.S.ドライシステム協同組合独自のラベルの管理(トレーサビリティ)によって、明確に分ける事ができます。

お客様のご要望に応じて、2種の材を出荷しています。

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